うちの夫は息子(3歳)を育てるにあたり、

「自分の頭でものを考える」

ということを大事にしており、世間一般の考え方がこうだから、とか、親の私たちがこう考えるから、みたいなものを押し付けることを嫌うのですが、それを3歳ながらに察知しているのかどうかわかりませんが、私が何か言うと、

「ママはそうしたいかもしれないけど、〇〇(息子の名前)は△△をすることが楽しいから、⬜︎⬜︎をしたい。」

と、要はママと自分は「楽しい」と感じるものが違うから、自分の考えを押し付けるな的主張をしてきて、くっそー、ちょっとめんどくさくなってきたぜ・・・と、今後思春期に向かい私と息子が繰り広げるであろうバトルを既に予感させるようになっています。

・・・で、今日は何を書きたいかというと、ご成婚していくためのマル秘テクニックや必勝マニュアルみたいなものを求めていらっしゃる方も多いのですが、色々な方を見ていて感じるのは、そういった表面的なことではお相手が相応の大人であればあるほど見破られるので、実はこの「自分の頭でものを考えられるかどうか」が最も重要なポイントになっていると思います。

結婚を決められない人の共通点は、「親がこういう人を望んでいるから」とか「世間一般に羨ましがられる人はこういう人だから」とか、判断基準を他人に委ねてしまっており、自分でちゃんと考えていない(自分の判断基準を持っていない)ので、いつまでも決められないし、もっと言えば、お相手にも選ばれないというパターンは多いです。

例えば、下記のような男性は一般的に女性に人気があると思うのですが、

「しっかり精神的に自立していて、且つ自分の生き方を持っていてたくましさがあり、様々なことに好奇心がある、話をしていて楽しい頭の良い男性」

こういう人は、そっくりそのまま同じ要素の女性をご希望されることが多いです。

別に「頭が良い」というのは学歴は関係ないですし、「自分の生き方を持っている」というのも、バリキャリであるとかそういうことではありません。

そうではなくて、「自分の頭で考えて生きてきたか」という部分の頭の良さというのでしょうか、自分の考えや芯をしっかり持っているかどうかというところを男性はちゃんと見ていて、そこが尊敬できたり、共感できたり、というところで気持ちが動いていく部分も大きいようです(もちろんその他、外見の好みとかありますけどね)。

「男の人って、聞き上手でニコニコしていればそれだけで気にいるんでしょ?」と思っている女性も多いですが、結婚相手を決めるのに、そんなに男性も(レベルが高い人ほど)単純ではありません。

繰り返しますが、「私は何もアピールするほどのものがないんです」とおっしゃる方がいますが、葵の御紋のようなそんなすごいアピールポイントを持っている人なんてそもそもあまりいませんから、ご安心ください。そういうことではなく、

例えば本を読んでどう思ったか、映画を観てどう思ったか、友達の話や家族の話、仕事や趣味の話・・・そういった些細な話題から、「あー、この人はこういう風にものを感じるんだな」「こういうことを大事にしているんだな」ということを感じ取り、その人の魅力をお相手が見つけていくのだと思います(それが何も考えていない世間一般の定型の紋切り型だと、底が浅い感じがしてしまい逆効果なのでご注意を。)

なので、男性と会話が続かない、盛り上がらない、という方は、まずは自分の中にある自分の感覚、何が好きで、それは何故なのかといったようなものを一つ一つ拾い上げ、言葉にしていく訓練をされていくと良いと思います。

「自分には何もない」ということは絶対にないので、それを上手に拾い上げて表現できるかどうか、それが「自分の頭で考える」ことなのだと思います。

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