先日、ご成婚されていったカップルとお話をしていて、
「優しい人ってこういう人をいうんだな」
と感じたお話です。
成功事例の記事にも書いておりますが、実は最初お見合いをした後、女性はお断りをしたのですが、その後やはりもう一度お会いになりたいと思い直し打診したところ、快くお相手の男性はお受けくださいました。
そのときのお話を伺った際に、彼は
「一度断った後に、再度相手に会ってほしいと伝えてその場に来るのって、すごく勇気がいることだし、彼女の方がたいへんじゃないかなって思ったんですよね。」
とお話しされていたのですが、これもプライドの高い人だと人によっては「一度断ってきたのに・・・」とネガティブな気持ちを残す人もいらっしゃると思いますが、それに対して彼は、自分の気持ちよりも「彼女の方がきっと勇気もいるし、緊張してその場に来ることになってしまうかもしれない。それでもまた会いたいと思ってくれるなんてありがたい。」と彼女の気持ちを自然と慮ることができる方でした。
また、たくさんのお見合いもされたそうですが、どんな女性であっても「自分と会おうと思ってその場に足を運んでくれただけでも嬉しいことだから、基本的には自分からはお断りをすることはなかった」とお話もされていて、また、女性はよく頻繁に連絡をすると男性に重いと思われるのでは・・・と心配するんですよ、という話題になった際にも「連絡したいと思ってくれる人のことを重いと思うなんてことはないですよ。そう思ってくれる気持ちが嬉しいし。」とおっしゃっていて、
なんていうか、それがそう思おうと意識して発言されていることではなく、自然な心の動きとしてまず相手の気持ちに立つことができて、意地悪に人を捉えたり人の裏を読んだりせず、そのままをスッと受け入れる心の素直さのようなものが、きっとどんな人でも彼と一緒にいて居心地の良さを感じるでしょうし、「優しい人だな」と感じるだろうなと思いました。
男女共にお相手は「優しい人」が良いとお話される方が多いですが、果たして「優しい」とはどういうことなのか。
それはボランティアをやっているとか、女性の扱いがうまくてリードしてくれるとか、ふんわりした雰囲気の女性だ、とかそういうことではなく、
意識しなくても自然と相手の立場を思いやれる気持ちの動き方ができて、意地悪に裏を読むような発想をせず、相手の良いところを見れる人
というような人のことのような気がいたします。
同じ人とお見合いをしても、人によって「こんな態度を取られました!」とクレームを入れる方もいれば、「すごく楽しかったです!」とお話される方もいます。
実際に態度が違ったのかもしれず本当のところは私もわかりませんが、長年生きてきた中でそれぞれが培ってきた「ものの見方」のクセは、人によって随分と違うもの。
婚活で実は一番大事なことは、ファッションを変えたり、会話を見直したりということと同時に、そうした自然と自分がしてしまう「ものの捉え方」を変化させることなのかもしれません。
*ハイクラス・海外駐在員のための結婚相談所*