私はタイザノットを立ち上げる前に、IT企業で経営者にシステムの営業をしていたのですが、その経験を経て思うのは、営業は『話す』ことではなく、『ヒアリング力』が問われるということ。同じチームの皆と、営業で一番大切なのは何かという話をした際、『提案力』と答える人もいたけれど、よい提案というのは、ヒアリングができていないとできないもので、やっぱり私はヒアリングが全てだと思っていました。
と、なんだかビジネス雑誌の記事の冒頭のようになってしまいましたが、婚活も同じで、多くの人が『アピールする』『褒める』ことが婚活を制する秘訣だと誤解していますが、大切なのは『ヒアリング力』。相手の価値観や人生観、求めていることを理解せずに、自分をアピールしたところで、的外れになってしまうので要注意!
中でも一番大切なのは、『彼は(彼女は)、どんな異性が好みか』ということ。ストレートに『どんな人が好みですか?』と聞くのは野暮だし、そんな恥ずかしい質問に正直に答える人はいないので、遠回しに、様々な質問をぶつける中で察することが大切です。
例えば、家庭的で一歩下がってついてくる女性が好きな男性に、サバサバした宝塚スターのような女性がアプローチをし、たとえ付き合えたとしても、長続きはしないものです。
大昔、すごく素敵な人がいて、猛アタックして付き合うところまではいけたけれど、彼は私のことを好きになりきれないというのが、会話の端々から感じられ、好きな人と一緒にしても、あまり幸せを感じられなかったことがあります。
具体的にどんなことかというと、本当は痩せている女性が好きなのに、ギリギリ許容範囲の私と付き合うことになった彼は、自分の好みに近づけようと、いろいろなダイエットの方法や、美白の秘訣を遠回しに教えてくれました。しかし、その積み重ねが私の心を少しずつ蝕んでいったのです。逆パターンで、痩せていて貧乳に悩む女友達は、何かにつけ『痩せすぎなんだよなー』と彼氏に言われ、豊胸手術を検討していたほどです。
だから女が真っ先にすることは、相手の男の好みを探ることなんです。
仕事や家族や趣味の話も大切だけど、恋の可能性は、あなたが彼の好みかどうかでほぼ決まるのだから。
最初は上手に聞き出せなくても、慣れれば簡単なので、まずは場数を踏みましょう!
*ハイクラス・海外駐在員のための結婚相談所*