田口が今、読んでいる小説「王妃の離婚」(佐藤賢一著)。
中世のフランスを舞台にした法廷サスペンスで、タイトルの通りルイ12世(マイナーですよね~)と王妃ジャンヌとの離婚裁判のお話。

この本は私が20代後半に購入したものですが、読み進むうちに結婚や離婚に関する文に赤線が引いてあるので
「古本屋で買ったんだっけ?」
と過去の記憶を遡りましたが、私は古本とか古着とか、誰かの手垢がついたものを買わない主義なので、赤線を引いたのが自分であるこをを思い出しました。

結婚や離婚についてのエッセイや小説を読んで「結婚とは何ぞや」と言うのを、私なりに研究していた時期で

『結婚にしがみつくとき、もう女に理屈などなかった』
『結婚は信仰と似ていた。離婚を拒む女達は、男に執着しているというより、何かを漠然と恐れていた』

↑こんな箇所に赤線が引かれているのですから、その迷走っぷりがわかります(笑)

当時、付き合っていた人に結婚願望がなく「結婚したがる女は嫌い」「結婚が目的の女は嫌い」と言われ続けていた為
私自身「結婚に興味がない女」を演じながらも、それは本心ではなかったので、いろいろな本を読んで自分を納得させようとしていたのかもしれません。

結局、結婚する気がない男を見切り、期限を決めて婚活を始めたところ(31-32歳)、ちょうど1年で決まりました。

たくさんの異性に会っても、うわべだけの薄いデートの繰り返しでは時間の無駄。
迷走してきたなあと思ったら、本を読むなり、人の話を素直に聞くなり、タイザノットに相談するなりして、一度自分を客観視してみてはいかがでしょうか。

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