鬼滅の刃、観に行ってきましたよ。一人で。
ちなみに、隣の席は一人で小学生ぐらいの子が観てました。IMAX(←ちょっとだけ高い)で平日の昼間から一人で映画って、なかなか君、オツな趣味だね!と思いましたが、え、でも学校は??・・・ま、いいのか。
で、どうだったかというと、すでに漫画でストーリー知っているのに、やっぱり泣くよねー(すでに予告のドラえもんで泣いてたけど)。
マスクして泣くと、マスクに水が溜まるんだ、へーという気づきと、マスクをしていると泣いている感じが周囲に気付かれないので割と良い、というメリットを新たに発見しました。
ここから先はネタバレになるので、これから楽しみたい人はストップしてください。
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この映画の中で、結局煉獄さんは猗窩座に止めを刺せず、その点では不成功で終わるんですよね。
でも、後に続く後輩たちと乗客たちを命がけで守って自らは死んでいく・・・。
ふと、先日亡くなった岡泰道氏の対談を最近また改めて読んだのを思い出したのですが、その中で簡単にまとめると、
「司馬遼太郎は歴史に残るような大きな何かを成し遂げた人を取り上げるけど、ある程度の大人になると『俺は、そんな人生は無理だしな』とわかってくるから、あんまり感情移入できない。だから、年齢を重ねるほど、どちらかというと「ヒーローじゃない無名の武士が、ある誇りのために生きて死ぬ」みたいな藤沢周平の世界観の方にグッとくる。」
ということを言っているのですが、まさに煉獄さんの最期は、
「世の中にすごいインパクトを残すような生き方はできなかったかもしれないけれど、でも自分の子供なのか、仕事の後輩たちなのか、そうした自分の後に続く者たちに必死にバトンを繋いでいくことはできたのではないか、そういう生き方にも意味があるし、かっこいいよね。」
と多くの人が自分たちのことをどこかそう思えるような、岡氏の言うところの「藤沢周平的」世界観でもあり、今回大人も心が掴まれてしまったポイントだったのかもなぁ・・とぼんやり考えながらの帰り道でした。
・・・って、あれ? 何も婚活の話してないですね。
婚活視点で言えば、煉獄さん、あんなにめちゃくちゃかっこいい人なのに、初めて炭治郎たちが会った時は、ちょっと引くぐらいに「ただの食いしん坊で、マイペースなだいぶ変な人」という印象でしかないんですよね。
そう。お見合い1時間でバッサリ「この人、ないわー」と判断してしまう人は、実は煉獄さんほどの逸材を見逃していることも。
もう少しじっくり付き合ってみると、煉獄さんのように、誰よりも強くて男気のある優しい人、という可能性もあるかもしれないですよ?
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