ちょうど1年前頃に初回相談にいらした25歳の大手金融総合職女性のご成婚エピソード。
2022GWにお写真撮影して活動開始し、7月には成婚退会されているという(今は既に入籍済)、超スピード婚活でした。
まだお若いのに、結婚相談所で婚活?
と私自身も「なぜ?」と思ったのですが、アプリで何人かとお会いしたものの結婚までは進みそうになく、その出会いと別れが「無駄」だと感じたとのことでした。
誰かをすごく好きになって、傷ついたり傷つけあったりする経験は、たとえその恋が実らなかったとしても、決して無駄ではないと思うのですが、マッチングアプリのように、出会って、デートして、音信不通になって、また出会っての繰り返しでは意味がないし虚しいですよね。
結婚相談所での婚活は、結婚を前提にお互いが真剣に向き合うので、ただデートをして楽しい💛というだけにとどまらず、自分の人生観や価値観、理想の未来について、しっかり考えることができ、成婚退会の際には「婚活を通して成長できた」と仰る方が多いのが特徴です。
ご成婚された25歳の女性が、お相手に求めたのは「頭のよさ」。ご本人も早稲田卒の金融大手総合職ですので、理想が高いわけではなく「釣り合うお相手」を求めているだけなので、高い確率で理想の結婚相手に出会えるとは思っていましたが、まさか活動2.5か月でご成婚となるとは思いませんでした笑
最初のお見合い相手も、若手弁護士という超ハイスぺ男性で婚活の滑り出しは好調。なぜか外国籍の方からのお申込みも多く、お見合いされていましたが、最終的には将来の大学教授になるであろう大学講師の男性で、プロフィールを読んでも「超秀才!」で(ご成婚のご挨拶時にお会いした時も、全身が秀才オーラに覆われていました)、たぶん彼女レベルの賢い女性でないと、話していてもストレスになるだろうなあという感じの方でした。
活動初期に出会った方とトントン拍子に進み、早くから結婚後のお住まいのお話なども出ていたので、交際3か月を目途に予定していたプロポーズまで間がもたないというか、長すぎる!という感じの順調さではありましたが、私がサポートをしていて感じたのは、二人の相性がいいというのはもちろんあるけど、彼女が自分が大切にしたいもの、お相手に一番求めたいものの本質を理解しており、それ以外の細かいこと、たとえば若干オタクの気があったり、彼のちょっと変わっている点などは意に介しませんでしたし、プロポーズでは何と彼女が購入したケーキに「結婚してください」と逆プロポーズの言葉を入れて準備されており、男性にこれをして欲しい!男性はこれをしてくれて当たり前!という発想もなく、とても柔軟な思考の持ち主だったことも、スピード成婚の要因でした。
彼女は高校時代までピアニストを目指して、本格的にレッスンをしていたらしく、途中でその道を諦め、一般の大学受験にシフトしたそうですが(それで早稲田受かるのーーーと驚愕でした)、今迄の会員様を見ていても思うのですが、何らかのジャンルでトップを目指してきた方というのは、欲しいものが明確な為、あれもこれも欲しがらないから、結果的に一番大切なものを手に入れることができていると感じます。
WBCで大活躍だった大谷翔平選手も、普段の食事にできるだけ調味料を使わないそうで、「鶏ムネやささみを塩こしょうもなしで食べるの???」と驚きましたが、一流の肉体を手に入れる為には、食べる楽しみを捨てているわけで、何かを手に入れたいなら、何かを捨てなければいけないのは、世の常なのです。
婚活は、大谷選手ほどストイックに何かを目指す必要はありませんが、「ハイスぺでイケメン(同年代)」「イケメンでエスコートもしてくれる」など、女性であれば誰もが夢見るような男性を求め続けて、年齢を重ねてしまう前に、自分自身の人生観や結婚観を明確にし、言葉使いやファッションセンスなどを、取るに足りないことだと理解し、理想ばかり追い求めるのではなく、自分の需要を客観的に理解することこそが、ハイクラス婚を実現できる女性の共通点だと体現してくれた25歳女性の成婚談でした。