いつも利用しているライブラリーで目に留まった「生涯未婚」の文字。今や男性の3人に1人が一生独身なんだとか。
東洋経済なので、基本的には生涯未婚の男性の特集記事です。結婚したくないわけではなく、非正規雇用で収入が安定しないから、女性に選んでもらえないことが問題として取り上げられています。
結婚相談所の会員には、非正規雇用の男性は殆どいないので(殆どの相談所で入会拒否をされるという現状があり、特集ではその点についても書かれています)、タイザノットのブログの読者の方からすると、身近な話ではないと思いますが、一通り読んだ中で、私が共感できたのは「婚活時代」の著者、白河桃子さんの対談。
婚活時代では「待っているだけでは結婚できない。行動することが大切」ということだけ広まりましたが、本当に伝えたかったのは、結婚のリデザイン(再設計)。昭和型の男性が生活費を稼ぐという結婚スタイルからの脱却」だったとか。
白河さんは「主夫」について書かれていましたが、私はそこまで許容できる女性(女性が働いて、男性が家事をする)は、まだまだ少ないと思っています。ただ「自分より稼いでいる男性でないと嫌」という考えを、もう一度見直してみてはどうかなあとは思うのです。
女性が仕事を頑張って、男性と同じように(またはそれ以上に)稼げるようになったのは素晴らしいし、女性が幸せになるために必要な条件だと思います。でも、その幸せってキャッシュリッチな生活ではないと思うんですよね。なぜなら、高収入の男性は、女性に経済力を求めないから。もしリッチな生活が本当に、人を幸福にすものであるならば、男性だってお相手に同じものを求めるはずなのです。
私は能力のある女性を応援したい。
男性と同じように働いてきた女性には、その努力に報いる結婚をして欲しい。
その為には、ただ漠然と結婚したいと心で願っているだけではなくて、「自分にとっての幸せとは何か」を考え抜き、その為に必要なパートナーは一体どんな方なのかを導き出す必要があります。
「自分より、身長が高い男性がいい」
「自分より、学歴が上の男性がいい」
「自分より、年収が高い男性がいい」
男女平等で女性の自由も確立された現代社会の中では、男性にだけ「上」「高」を求めるのはおかしいわけで、お互いの得意・不得意を補い合いながら生きていくのが、夫婦のカタチであるような気がします。