交際相手の男性の声の大きさや言葉遣いが気になるという女性が多いので、成婚退会した女性の交際初期のデート報告をご紹介させて頂きます。ちなみに彼女は成婚退会時に「声が大きいとか、言葉遣いとか、なんでそんな小さなことにこだわっていたんだろうと今は思います」ときっぱりと仰っており、成婚相手の男性にも「声が大きいのが最初は気になっていたんだよね笑」と本人にもお伝えし、お二人で笑っていましたよ（成婚祝の席で）。
＜２回目デート振り返り＞
12:00→17:00過ぎまでランチ、表参道散策、カフェでお話し、次回の約束をして解散しました。
家族との距離感や興味の対象が似ていて共感できることが多いです。一見ふわっと優しい感じですが、お仕事の話やこれまでの進路の選択の気持ち等をお話しする時は、真面目であえて厳しい状況を自分から選ぶ姿勢が素敵だなと感じました。
スポーツ観戦や旅行が共通の趣味、お父様のご出身地や、妹さんの大学など共通点が多く、お話ししていても感覚的に楽だなと思うことが多いです。
デートの際は、彼に食べたいジャンルを挙げてもらう→私がお店を提案→Tさんがお店決定・予約とそのあたりもスムーズで、お支払いや話題の振り方など、随所にお気遣いを感じます。すごくマメで優しい方だなと思います。
気になるのは、声やリアクションが大きいことです。言葉使いや話し方もカジュアルなので、年上感はなく（見た目もお若いです）、話していると職場の同僚といった感覚になります。
デートではいつもお食事だけなので、お酒を飲みつつもう少し踏み込んだ話ができればと思うのですが、年明けにお話しさせていただいた「好きな男性のタイプ」が未だに結論が出ず、何を確認すれば良いのかなという状態になってしまっています。人との時間を大切にする人（モノ・コトではなく、家族、友人と一緒に過ごす時間を何より大切にする）、人生における選択を説明できる人（強い意志を持って行動・決断している）、等かな、とも思ったのですが、前者はほぼ全員当てはまるのでは？と思いますし、後者は自分自身も100%の自信を持ってYESと言えないのに相手に求めるものでもないな、とも思います。Tさんはどちらも当てはまっているのに、なんとなく違和感を感じるので、やっぱりこれじゃない感があります。
せめて次のデートまでに自分が相手に求めるもの、相手に提供できるものを考える時間を持って、なんとなくのお食事にならないようにしたいと思います。
■田口のアドバイス
違和感や気になるところがない男性というのはおらず、何かしら気になるところはあるものなので、ポイントはそれを許容できるかという女性側の感覚なのですよね。
お相手の言葉遣いを気にして、そこにこだわる女性の多くは結婚できていません。
大切なのは言葉遣いではなく話の内容だからです。
うちの夫も声が大きく電車の中で回りにジロジロ見られるレベルですし、家庭内での言葉遣いも悪いのですが、昔付き合ったことがあるすごく上品で言葉遣いが丁寧だった元彼は、結局、表面的に繕うのが上手な人で中身が薄かった経験がありますし、その元彼は上品なので、当然声も大きくないのですが、声が小さい男は出世しないし、自信がない人が多いと何かで読んだので、Tさんの声の大きさは自信があること表裏一体と思えば、許容できるのではないでしょうか？
まだ数回しかお会いしていないので、恋愛感情がわかないのは当然で（皆さんそうです）、今大切なのは大きな違和感がないという事実かなと思います。
無理に自分の理想や求める条件と合致しているか確認するより、まずは一緒にいて嫌ではないという自分の気持ちに素直になり、もっと深い話をしていくことで、人生のパートナーとして考えられるかという結論を出せばいいのかなと思います。
またTさんの詳細を伺い、頭がよく行動力もあり、自分で考えて決められそうな方なので、結婚後も信頼して彼の決断に任せることができそうな気がします。ですから一緒に人生を歩んだ時に、夫婦で迷走する心配はなさそうで、それはＡさんがお父様を信頼されているのと近い感覚のような気がしますが、いかがでしょうか？
次回は３回目のデートになりますので、そろそろ結婚についてのすり合わせを始めてもいいかと思います。結婚した場合の住まいや子供について、どう考えているかなど。家庭環境や生きてきた道が似ているので、理想とする家族像なども近く違和感がないようなら、恋愛感情はひとまず置いておいて、真剣に先を考えてもいいような気がしますよ。
【Ａさんからのご返信】
確かに、同じ親に育てられた兄弟でも育った環境は違いますし、現に私は仲の良い兄の言動ですら理解できないことがあるので（言葉遣いやお金遣いなど、なんでこうも考え方が違うんだろうと思うことが多々…）、年代も性別も育った場所も違う初対面の人とぴったり感覚が一致する方が稀ですよね。付き合いの長い友人・同僚との居心地のよさに慣れてしまって、違いに対しての許容度合いがとても低くなっており、お相手に、自分の世界に合わせてもらうことばかりを考えていたのかなと感じました。（これまで仮交際でお会いしてくださった方に対しても…）
先日はTさんの興味のあったiittala、私の好きなmarimekkoと表参道でフィンランド雑貨巡りをしたのですが、こうした日常を楽しんでくださる方は貴重だなと感じました。これまでお会いした方の中では、仕事に実直に取り組んでいる男性らしい男性に惹かれることが多かったのですが、Tさんは女友達感覚？で共感してくださる場面が多く、割と家族（我が家の女性はズボラですが、父と兄の男性陣はマメで気が利くタイプです笑）の性格に近い印象です。それ故かまったく恋愛感情が湧かないのですが、皆さん同じなのですね。自分の感情もよくわからず、次回の面談でご相談させていください。
↑↑ちなみにこれは抜粋で、実際のデート報告と田口の返信は、１回分がこの２～３倍の分量でした。詳細にご報告して頂いた方が早く成婚できますので、遠慮せずにバンバンご報告くださいね！
