鬼滅の刃も完結してしまったので、現在は「おお、これが噂の五条先生ね!」と一応時流に乗っかって呪術廻戦も押さえつつ(ちなみに私は伏黒派)、でも最近個人的に一番面白かったのは「ブルーピリオド」ですねー。

YOASOBIの「群青」という曲のベース(?)になった漫画なのでご存知の方も多いかと思いますが、ある高校生が藝大受験を目指すところから物語は始まります。

「美術」といっても、受験という枠組みの競争の中で他の受験生に勝たなければいけない訳なので(藝大油絵科の現役合格倍率200倍)、予備校に通いつつ、どういった視点で合格/不合格が決まるのか、学校毎に違う傾向と対策を練りテクニックを磨きながら、一方でその先の「自分の絵」という非常に抽象的なものを探していかなければならない苦悩や葛藤を描いていくストーリーなのですが、

「自分らしさ」や「個性」を人に伝えるためには、練った戦略と技術がいる

ということもよくわかる漫画です。

婚活でも、自分らしさを大事に活動したい、とおっしゃる方は多く、もちろんそれは大賛成なのですが、ただ、そこで考えなければいけないのは、そもそも自分の大事にしている「自分らしさ」って何なのか、ということで、しかも、その「自分らしさ」が今の方法でちゃんと相手に伝わっているのか、という視点です。

例えば、仮に「普段あまりお化粧をやおしゃれをしないので、結婚後に期待されても嫌だし、婚活だからといって頑張りたくない」という方がいたとして、その方の貫き通したい「自分らしさ」って何なのでしょう??

もしそこに明確な理由があり、それがそのことでお相手に伝わるのであれば貫けば良いのですが、男性から見たら「自分に対して気がないんだな」「身だしなみやおしゃれに無頓着な人なんだな」などとネガティブに受け取られてしまう可能性が大きく、そのリスクがあったとしても、そこまでしてこだわりたい「自分らしさ」とは何なのか、そしてもし競争率の高い狭き門を狙うのであれば、そもそも自分がこだわっている「自分らしさ」には競争力があるのか、ということを熟考する必要があります。

この漫画でも「受験美術なんて学んでも意味がない!」と「ありのままの自分」で競争率の高い狭き門をくぐり抜けられるのは、圧倒的な天才だけ。そうでなければ、この主人公のように努力して、「自分らしさ」や「個性」が何なのかを考え抜いて技術と戦略で表現し挑んでいかないと、ただそこにあるだけの無思考の「ありのままの自分」で勝負して勝てるほど藝大受験も、ある一定のレベル以上を狙う東京の婚活も甘くはないというのがことが言えると思います。

「自分らしさを大事にする婚活」=「何も努力していない自分のありのままの状態を受け入れてくれる人を探す活動」では必ずしもないので、そこは捉え違いをしないようにしていただければと思います。

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