IBJブログにも書きましたが、先日、延期になっていた東京バレエ団の「カルメン」を鑑賞してきた田口です(写真はイメージ)。上野水香さんのカルメンが圧巻で、舞台終了後はコロナでブラボーと叫ぶのが禁止されていたので、スタンディングオベーションの嵐でした。

水香さんはインタビュー映像などでは、すごく控え目で可愛らしい話し方をされる女性ですが、舞台の上では次々に男を惑わす激しくて情熱的なジプシー役になりきっていました。

帰り道、2つの顔を持つのって、どんな気持ちなんだろうなあと考えていたのですが、程度の差こそあれど、バレリーナや女優でない私達一般人だって、複数の顔を持っているのではないか思ったんですよね。

①仕事上で見せる社会人としての顔
②家族や親しい友人に見せる顔
③誰にも見せない自分だけの顔

結婚相手というのは、②の親しい友人らに見せる顔と、③自分だけが知る自分の顔の中間の存在。友達は絶対に必要(と私は思う)だけど、それだけでは何かが足りず、もっと深く自分を理解し、受け入れてくれる存在として、人は人生のパートナーを求めるのではないでしょうか?

誰であっても一人で生きていけるほど強くはなく、だからこそ誰かと一緒に生きていきたいと願うわけですが、大切なのはお相手も同じように強くはないし、包容力があるわけでもないということ。もっといえば結婚相手は親ではないし、お兄ちゃんでもないので、自分との違いを感じだからといってバッサリ切るのではなく、お相手をどこまでも理解しようとする姿勢こそが、婚活だけでなく、幸せな結婚生活を続ける秘訣と言えましょう。

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