我が家はこの秋、七五三でした。
うちの息子は昭和初期感溢れる坊主頭なので、どの写真を見ても一休さんが写っているようにしか見えない仕上がりに。
もはや重すぎて抱っこして歩くなんてことはできないし、すでに2〜3歳くらいの小さい子をみては、あーー、あんな風に抱っこできていいなー、あの時期は通り過ぎてしまったな・・・と感傷的な気持ちになりますが、とりあえずこの5年間はあっと言う間でしたねー
先週もお忙しい職業に就いていらっしゃる女性会員様が「実家の近くに住んで両親の手伝いがないと子育てができないので、(そうできそうにない)この結婚は辞めた方がいいのでは」というご相談があったのですが、でも、多分子育てが超大変な時期って、人生のうちの本当に数年のことですよ?と率直な感想をお伝えしました(実際、子供が5歳くらいになると、周りのお母さんたちでも「やっぱり仕事がしたい!」と仕事復帰をし出す人が多発)
多分ご両親の時代はそれほど選択肢がなかったのだと思うので、「親の手助けがないと働きながら子供は育てられないわよ」とおっしゃると思うのですが、今はみんなそれぞれの家庭で自分たちなりのスタイルで子育てをしています。
シングルの家庭だって多いし、共働きも当たり前の時代には、それに適したたくさんのサービスがどんどん出てきていて、みんな上手に利用しながらその家のスタイルに合わせて工夫をしているのが現代ファミリー。一時保育や学童もいろんなものがあるし、保育園だって多様化していて、ただ預けるだけではなく、あらゆる習い事ができるようになっているところがあったり、ベビーシッターのお仕事をされている女性会員様のお話を伺っても、みんな当たり前のように家庭のスタイルに合わせてこうしたサービスを利用し、今は本当に需要が多いことがわかります。
今、社会人(20代?)の子供を持つお母さんとお話をしたのですが「私が息子の子育てをしていた頃は、こんなに公園にお父さんたちが溢れているなんてことはなかった気がして、最近のお父さんたちの子育ての協力ぶりにびっくりする」とおっしゃっていましたが、男性たちの意識も昔とは確実に変わってきて、子育てを「自分事」として主体的に関わるようになってきているのだと思います。
また、今は40代で産む人も多いですが、そうすると親が高齢で病気をしていたり、亡くなっていたり、もう親にそんなに体力がある訳ではないので、子育てに親の協力は期待できない、という人も多く、そうであってもみんな二人目や三人目を産んで育ててたりするので(20代や30代より母親自身の体力が落ちているにも関わらず)、「みんながやれているんだから、自分たちだってやれる!しかも、その期間は永遠ではない!」と踏み出してみると良いと思います。それに怯えて結婚や子供を諦めるのは、とても勿体無い。
「なんとなかるから大丈夫!」
私も先達のママさんたちに言われた言葉ですが、無責任に聞こえるようで、でも本当のことなんだな、と周りを見ていても実感します。親の手助けがなくたって、工夫次第でなんとでもできるのが今の時代に東京に住んでいるメリットです。情報を集めて、自分たちのリソースの中で工夫しながら上手に生活をマネージメントするー。今までバリバリ働いてきて、いろんな場面を乗り越えてきた女性たちができないはずがありません。悲観的になりすぎず、もっと自分たちの力を信じてポジティブに子育てや結婚を捉えて欲しいなと思います。