40代後半の男性であっても、結婚の対象年齢の女性は「35歳以下」と明言される方があまりに多く、その理由は「子供が欲しいから」。女性が思っている以上に、これほどまでにほとんどの男性が「子供が産めるかどうか」を女性に対して最重要事項としているとは、この仕事を始めるまで思いも寄りませんでした。
NHKスペシャルで「卵子の老化」を特集し始めたあたりから、加齢と共に子供が産みにくくなるという事実が周知されてきたこともあるかもしれませんが、20代の女性からも、「子供を早く産みたいから、早く結婚したい!」という相談の声も多く、私たちアラフォーが20代だった頃よりも、今の若い娘の方がその辺りの意識がはるかに高く、かなり早い年齢から真剣に婚活をスタートさせる人が多いように感じます。
一方で、こういった流れを受けて、独身女性の卵子凍結が可能になったのが、2013年あたりなので、まだ歴史も浅い日本では一般的にはなっていませんが、最近では様々な女性誌で特集が組まれたり、実際、私のまわりの先進的なアラフォーの独身の友人たちも既に何人も卵子凍結を実際にしています。(ちなみに、アメリカではフェイスブックとアップルが、社員の卵子凍結を支援しています)
こういった技術も発達し、少しは産める年齢を引っ張ることも技術的には可能になってはきているのだとは思うのですが、この卵子凍結をするのに1回平均30万〜50万程度はかかり、一回で充分な卵を採れない場合は、これを何度も繰り返すため、数百万の出費になる可能性もあります。また、体外受精もしかりで、1回50万近く掛かるものを何度も諦めず続けることにより、気付けば1千万ちかく出費してしまうことも普通にあることのようです。
こうした金銭的な問題や、男性の意識なども含めて、とにかく30代前半の女性には、35歳までには結婚を決めることを心からおすすめします。
アラフォーの方は、お子さんをご希望の方は、現実的に産めるリミットが迫っている中で1年でも早い真剣な婚活をされるべきなことはもちろんですが、どちらでもいいな、と思っていらっしゃる方は、アラフィフの男性であれば、男性側も「子供はもう要らないかも」と思われてる方も多くなってくるので、この層を狙っていかれると、成功率は高いように思います。