電通を辞めて独立したクリエイターが50代に差し掛かり、そのときに思ったことは、「電通の同期を見ていると、50代になると役員になれるかなれないか、という露骨な差が顕れ、そのキツさを傍からみていると、サラリーマンを辞めてよかったな、と思う」と、実は50代に突入すると、フリーランスよりサラリーマンの方がたいへんだという話をしていたのが印象的でしたが、

同じように先日、夫が某メガバンクに勤務していた友人と飲んでいた際、「同期には出世コースに乗り役員の席を狙う位置にいるものもいれば、一方でコースを外れ(こちらの方が大多数)、今や50代になったばかりだというのに、年収が500~600万円まで下がってしまっている人もいる」という現実についての話になったそうです。

40代女性の婚活では、50代男性も対象に入ってくるかと思いますが(40代後半であっても、男性もあっという間に50代に突入します)、50代の現実とはこうしたものであり、今現在、大手企業に勤務しているかどうかに比重を置くよりも、お相手が次のリタイアメントライフをどう描いているのか、しっかりと次のステージも見据えているかどうか、ということも大事になってくるように思います。その方が一緒に過ごす時間が長い訳ですから。

私も自分が何歳なのか自覚的でないため、ついナチュラルにサバを読んでしまうことがありますが(後からそういえば一つ年取っていたことに気付く・・)、若いつもりでも着々と年を取っており、結婚自体は何歳になってもできますが、それは若い頃と同じではなく、人生の後半を見つめる婚活といったように、少しずつ視座を変えていく必要があるのだな、と人生の秋を感じた、真夏の日でした。

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