若い皆様はご存知ないと思いますが、私の世代の伝説の(?)漫画といえば、安野モヨコの「ハッピーマニア」がその一つ。
主人公のシゲタは、東大卒の誠実でおぼっちゃまの優しいタカハシがそばに居ても、いつもその場の自分のトキメキを重視してしまうがために、ことごとくダメ男に引っかかり、それでもその度に立ち直り、幸せを果てしなく探し求め続ける様をコメディタッチで描いている、ある意味婚活マンガと言ってもいいような内容です。
当時は婚活アプリなんかなかったけど、婚活アプリの世界では今でもシゲタのように、一見かっこいい(でもなんか怪しい)男性に出会っては振り回されている女の子はたくさんいるんだろうな、と想像に難くなく、今の若い女の子たちが読んでもとても共感ができる内容になっていると思います。
で、あれから約20年。その後シゲタがどうなったのか。
最近、45歳になったシゲタを描いた「後ハッピーマニア」の連載が始まったのですが、いやー、シゲタの老け方がリアル!!やだね〜笑!!ちょっとしたシワとか、ハリのなさや顔の痩け方とか、20代のシゲタとは当たり前ですが描き分けており、同年代としては「よく40代の微妙な老けを捉えているなー」とストーリーとは別のところで共感する次第。
で、更に誰かが書いていたのですが、
「登場人物の年齢を、髪質に違いを出して描いてあたり、さすが安野モヨコは神。」
とあって、確かめてみると、なるほど、
タカハシの若い彼女の髪はツヤツヤで、40代の二人はツヤはないものの、まだサラサラ感があり、更に年上の女性たちは、なんというか髪質がゴワっと硬い感じで、少しずつ水分というか、潤いがなくなっていく要素を描くことで、上手に登場人物の年齢差を読者に理解させているように思いました。
つまり、髪質で年齢を描き分けれるくらい、案外無意識に人は「髪質」で年齢を感じて取っている、ということ。
婚活でなかなか「髪のツヤ」まで気を遣って頑張っている方は少ないですが、特にアラフォーは髪のツヤを出すために、自分の髪質の場合はどうすれば良いのか、ちょっと美容師さんに相談してみると良いと思います。また、私もそうなのですが、髪がパサつくタイプの人は長くすると、実年齢以上に老けて見えてしまうため、要注意。いっそパサつきがちな髪質が気にならない長さにした方がベター。
デートの時はできる限り美容院に行ってから、お相手にお会いしていたというご成婚者様もいましたが、本命の男性と出会われたら(本当は出会う前もですが)、それぐらい気を抜かずに徹底されると良いと思います(裏を返すと、それぐらい努力している女性が競争相手かもしれないということ)