子供が産まれて、初めて気付いた事実。それは
「別に子供って、自分と血が繋がっているから“かわいい”と思う訳ではない」
ということ。
これは他の人からするとまた違った意見があるのかもしれませんが、少なくとも夫と私は同意見。
ちなみに、うちの息子は全く両親のどちらにも似ておらず、そういう意味ではどこにも何のシンパシーも覚えないのですが(←ひどい)、それでも夫婦で話すのは、「仮に、うちの子が取り違えで別の人の子だったとしても、あんまり関係ないよねー。そうであっても、もう全然この子でいい!」と心底思うのです。
それは、まだ生まれて2年も経っていないものの、ずーっと夫婦二人でおろおろしながらも成長を見守り、日々大きくなっていく姿に「情」が湧き、猛烈にかわいいと思うのであって、この感覚は「私たちと血が繋がっているかんじがするから、かわいい」というものとは全く違うと思うのです。
先日も既婚の男友達が「もう一度結婚するとしても、ある意味相手は誰でも同じかなー」というので、理由を聞いたところ、
「うーん。結婚をして思うのは、結局家族が繋がっているのって、情が湧いてくるっていう部分が大きいように思って、それって、究極言っちゃえば、長く時間を一緒に過ごせば、ある意味誰に対しても湧いてくるもののようなものに思うんだよね。・・・妻にはいえないけど(小声)」
ということだったのですが、確かに、それは私たち夫婦が子供に対して思う感覚と近いものかもしれません。
そう考えると、結婚を決める際に、“ときめき”待ち(心ときめく人が出てくるまで結婚を決めない恋愛要素重視型)で、あの人でもない、この人でもないと結婚を先延ばしにしているよりも、これからいろいろなことが待ち受けているであろう人生を、一緒に喜んだり、悲しんだりしながら、この人とだったら心を通わせ乗り越えていけるかな、という人間性重視でサッと結婚を決めて、(一緒にいる時間が長い程、情が深くなるというのであれば)できるだけ長い時間を共に生きていく方が有意義な人生のような気もします。
“ときめき待ち”で一生独りで生きていくリスクを取るよりは、家族として情が湧くようなじんわりした幸せの中で、何十年も過ごす方が幸せなんじゃないかなぁ・・・と個人的には思っております。
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